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品質重視
昨年の年末から100年に一度の大不況だと叫ばれている。
巨大な黒字を叩き出していたTOYOTAさえも赤字に転じたと発表されたところだ。
このような不況の時代には嗜好品や高級品の売り上げは極端に減じるらしい。
これらの事が本当かどうかを実証できる実力はオイラにはないが、ほんの小さな分野でオイラなりに分析することは可能だ。



デジタルカメラが一般に浸透してきた経過の中で、スペックヲタクな日本国民は受光素子の画素数によって優劣をつけてきた。
しかし、ここに来てデジ1眼の売れ行き動向が変化を見せている。
オイラも持っている「Nikon D40」の売れ筋ランキングに注目してもらいたい。
D40は600万画素のCCDを内蔵し、Bodyのみならば4万円前後で購入できる。
600万画素という数字は今やコンデジでさえも少なく感じさせる数字だ。
当時、メーカーもこの600万画素という少なさに引け目を感じたのか1020万画素のD40Xという機種を矢継ぎ早に発売した。
ところがD40Xはまもなく生産中止機種の仲間入りをしD60に現行を譲った。
一方、古い方のD40は今だ現行品であるし11~12月の週間売れ筋ランキングで何度も1位を獲得している。
本来ならD40-> D40X-> D60とモデルチェンジをしている訳だから最新のD60が売れ筋の上位にあるのが今までの動向である。
しかし、画素数が一番少なく古いD40が現役で売れ筋のトップとはどういうことなのだろうか。
確かにD40は4万円前後という安さは魅力だが、ほぼ同価格で最新のD60(1020万画素)との人気の差は何なのだ?
実は多画素の魅力よりも高感度ノイズの少なさ等でD40に軍配が上がっている。
特に中級機種を持っているユーザーがサブカメラとしてD40を購入したり、既にD40を持っていても広角用と望遠用の2台同時持ちのために、もう1台を購入するリピーターも少なくないようだ。

オイラはこの様な状況を嬉しく思っています。
何故なら、スペックだけで判断せずに安価で品質の高い製品を見極められる消費者が増えていることです。

これらの動向をメーカーさん達はどんな分析をしているんでしょうか。
そろそろ多画素だけがウリの機種から品質重視の機種へと開発の方向転換をしませんか?
デジタルであっても名機と呼ばれるような製品を安価で提供しましょうよ。

そうだ、そろそろウエストレベルの二眼レフを中古店で探さなきゃ~~(笑)
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