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たぶん明け方の時間だろうと思うが夢を見た。
どこか異国な雰囲気がする街に佇むオイラ。
時間も光も蕩けていて柔らかく黄昏ている。

バッグの中にはコンパクトなリコーGR-1とNikon D40にSigma 17-35mmがセットされて入っている。
GR-1にはKodak T-MAX100が入っていて残り17枚であることを小さな液晶窓が表示している。

石畳の狭い路地に斜光が入り込み、逆光が二人の人物をシルエットで浮かび上がらせている。
オイラはGR-1をバッグから取り出し片膝をついてファインダーを覗いた。
左側の影となった建物が多くを占めるので、幾らか右にパンしてシャッターを切った。
今度は露出補正をマイナス1EVにして、もう一度同じ構図でシャッターを切る。
するとフィルムの巻上げ音が異様な事に気がつく。
やばい!これ以上撮ったらフィルムを切断してしまうかも知れない。
後でダークバッグの中でフィルムを取り出すことにしよう。



なんともリアルな夢だった。
最近はロケに行けない状況なので欲求不満の表れだろうか。
それにしても夢であるのに、まったく手抜き無しの撮影をしている自分が滑稽だったりする。
現実の方はもっと手抜きなのに。
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オヤジが脳内出血で倒れた。オイラの実父だ。
1月29日の朝だから、もう9日前の事。
その日から毎日病院で交代をしながら付き添いを続けている。
最初はオイラと妻でなんとかやらねばならないと思い丹田に力を入れたが、8人もいるオヤジの兄弟が代わり番子に付き添ってくれている。
ありがたい!感謝である!!
健康も宝だが仲の良い兄弟も宝だ。

なかなか判断力が戻って来ないオヤジだが、月の満ち欠け程度の速度で回復している。
そうは言っても、この機会に親孝行の真似事でもやってみようかと思っている。
新年の決意で言ったように、今年は音楽関係に力を入れようと思い、先日アルトサックスのリードを買おうとWebで最新情報を調べてみた。
オイラがバリバリに吹いていた時代にはリコーとラボーズなどがJazz用のリードとして幅を利かせていた。
石橋楽器のHPで調べるとブラスバンド御用達のバンドレンからJazz用が発売されていてビックラこいた。
ネーミングもソレっぽく「VANDOREN-JAVA」「VANDOREN-V16」「VANDOREN-ZZ」とJazzっぽさを連想させる。
しかし、オイラにとってバンドレンは「ガリ勉な運動音痴」を連想させるメーカーであるため触手は伸びない。
一方、ワイルドで安価なリコーに「RICO JAZZ SELECT」なんていうシリーズを見つけて目をギラつかせてしまった。



サックスのリードは「葦」で作られているのだが、1週間も吹き続ければオシャカになってしまうほど割と短命なのである。
それに、2,500円の10枚セットの箱を買って、その中で鳴ってくれるのは1~3枚なのである。
運良く3枚の当りがあったとしても 2,500÷3= 833円/枚
なんとも高価だ!! 贅沢なランチが食える。
でも、生ビールなら2杯は飲めない!
そう考えると833円のリードは安いのか・・・
生ビール2杯で楽しめる時間は2時間程度だろうから、1週間も楽しめるリードの方がお得なのかも知れない。

そんなアホな思考を巡らせながら楽器店に足を運ぶのは何時になるのだろうか・・・
昨年の暮れは久々にCONTAX STにモノクロフィルムを装填して山間集落のスナップを撮ってきた。
撮りきっていないので現像はまだだが、久々に覗く銀塩一眼のファインダーの気持ち良さを再び感じた。
レンズは大好きなDistagon 28mm F2.8を装着。
それにしても小振りな単焦点レンズなのに本体と合わせると重量は余裕で1kgをオーバーする。
ストラップが首にめり込みそうだ。(大袈裟)
しかし、この重量のおかげで手振れを防げそうだ。
と、思いきや・・・撮り進んでいくと、この重さで手が震えるようになった。
特に縦位置で頻繁になった。
やばい!握力が退化している・・・
いやいや、軽量のNikon D40に甘んじて、いい加減なホールディングに慣れてしまったのか?

そう言えば昨今の最新デジカメは撮影者の能力不足を援助する機能が満載だ。
焦点距離を可変できるズームレンズは鈍足なフットワークを補助し、多点AFは不出来なファインダーやレンズのフォーカスヘリコイドのスカスカ感を補助、手振れ補正は脇の甘いホールディングを補助、顔検知機能はフォーカスロックを補助、そしてマルチパターン測光は意図的な露出制御を無効にしてくれる。
なんでもかんでもオートになって失敗の率は減ったものの、撮影者の意図を封印する方向へ動いているんじゃないかと被害を妄想してしまう。
まあ、マニュアルモードが無くなった訳ではないので、そう落胆しなくてもいいのだけどね。

将来はフレーミングさえもオートになりそうだし、ロケ地へはカメラ本体だけが飛んでいってシャッターを切ってデータは無線で送ってくるなんてことになりそうだ。
そうなるとデスクトップ・フォトグラファーってぇ~のがトレンドとなり、コタツでミカンを食べている間に北極にいる白熊の交尾を撮影できてしまう。
そしてカメラの撮影技術とは、遠くに飛んでいっているカメラをラジコン飛行機と同等にパイロットする技術に置換わっていきそうだ。
銀塩しかなかった時代に誰がパソコンの操作ができなかったら写真として成り立たない時代が来るなんて想像していただろうか。
だからデスクトップ・フォトグラファーが主流になる可能性だって十分あるはずだ。



それって明るい未来なのかなぁ~・・・
新春に、このような初夢を見なかったことに感謝し、今年は体力をつけるためのトレーニングを必須課題としなくては・・・と感じている。
感じてはいるけど実施となると難しいんだよなぁ~コレガ!
先ほど居間の襖の表替えを二時間半ほどかけて綺麗に仕上げた。
部屋が明るくなり、まるで新築の家の様になって大満足なのである。

襖の枠木を外して破れかけた襖紙を取り除き、ホームセンターで購入したアイロンで簡単に張れる襖紙を張り替えた。
枠木を外すのはちょいとした専門的なテクニックが必要で、なんだか職人になった自分が誇らしく思えた。
我が家族が『綺麗になったねぇ~!』と言ってくれるのが一番の御褒美なんだよね。

年の暮れにありがちな家事を終えて、お父さん(←オイラ)は既にアルコールによってご機嫌であり、中腰を維持したための腰痛を感じながら仕事のプレッシャーを棚に上げ、BGMに合わせてブイブイと膝でリズムをとっている。
貧乏ゆすりなんかじゃないんだよ。
ノリノリなのさぁ~~!!

そうそう、そのノリノリの音源を紹介しておきましょう。
二ヶ月前の10月頃から再度注目の『Acid Jazz』なんぞをカックイイ~!と感じてCDレンタルやWebのあちこちで情報を集めた訳なんさぁ~



ほんでもってね、この『The Brand New Heavies』というバンドに出会えたワケ~~
ちょいと古くさい感じがナウイんだよね~!
R&BでもあるしJazzyなグルーブもオシャレなんだよね。
なんつ~ってもBass Lineがキモチイイ!!
そうだ来年の抱負はぁ~~
写真をちょいと削って再び音楽に時間を割いて行こうかなと思っている。
写真も音楽も感性を高めるためには非常に良い道楽なんだよね、これが!
ほんでもって2008年は、メジャーなフォトコンで入選と、Bandを組んで三回以上のライブをこなし、オリジナル曲を最低1曲作ることにしよう。
50歳からの青春!!
イイじゃないか、出来なくても、目標を持ってヨボヨボと突き進む自分を確認できればフェミニスト冥利に尽きるって~もんだよ。
12月15日の土曜日に『とんちんかん』主催のパーティーに行って来た。

『とんちんかん』は甲府駅北口にある「酒呑み所」である。
この隠れ家にはオイラが学生の頃から通っているいるので、彼此30年近くお付き合いをさせていただいている。
そしてこの店のオーナーは自ら自分を“との”と名乗り、店の常連も逆らいもせずに“との”と呼んでいる。
面倒なので“との”の紹介は次回に回すとしてぇ~~(笑)

さて、このパーティーの前日、友人から楽器を持ってきてくれとの依頼があった。
つまりはイベントとして何か演奏しようじゃないかというお誘いなのである。
19年ぶりの『とんちんかん』主催のパーティーなのだが、19年前、自作自演のフュージョンを友人のGuiterと共にオイラはSAXを吹いた。

彼女(アルトサックス)が入っているケースを久しぶりに開く。
まばゆい黄金の肢体は深紅のベルベットの中に埋もれ、静かに眠っている。
抱き上げて熱いベーゼを交わそうか・・・
いやいや、今のオイラにはそんな技量も資格も無いのではないかと躊躇した。
諦めて、そっとケースの蓋を閉め、シルバーの止め金具をロックした。

かつてオイラは彼女の悦楽の声を聞きたいと黄金の肌や敏感な部分を止めどもなく愛撫した。
オイラの口腔からは愛液が滴り落ち、彼女の体の中へ熱い吐息をねじり込む。
彼女の体は熱く燃えてくる。
激しいビートで腰を振りながら必要に愛撫すると彼女は切なく歓呼する。
そうするとオイラはエクスタシーを感じ、何度ものけぞってしまうのである。


と、まあ、過去の栄光を思い出しながら、パーティーの当日は手ぶらで出かけた。(前置きが長すぎ)
メーンとなるバンドの演奏を聴きながら濃い目のバーボンソーダをグビグビしていると、案の定ググッと酔いが回ってきた。
友達から『ピッチが早すぎるんじゃない?』などと言われながら、既に目は虚ろ、意識は黄泉の国へと近づいている。
そんな時、演奏中のバンドを見るとベース奏者がいない。
えっ!なんでぇ~?
などと言いながらツカツカとステージに昇り、立掛けてあるE.Bassをムンズと抱え上げ、弾き始めてしまったオイラがいた。

まるで他人事のようだが間違いなく自分事である。
初めて顔をあわせるバンドメンバーに『お邪魔してまぁ~っす~♪』と視線で挨拶しながらベースの弦をブイブイと掻き鳴らした。
曲間の休憩で、今度はジンソーダを呑もうと右手でグラスを持つと指先に激痛が走った。
見ると、お母さん指とお兄さん指の先に水分を含んだドームが出現していた。
『マッメ~~!』が痛い!
そして指の節々が筋肉痛~!!
と~、顔をしかめていると“との”がやって来て、『なかなか良かったよ!』と誉めてくれた。
いっや~、嬉しいですなぁ~!
でも、もっと弾けと言ってない?だよね。きっと・・・でも、痛い・・・
まっ、イイっか~(痛いけど)
などと騒ぎながら修羅場は午前3時まで延々と続いた。
   
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