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夢の途中
たぶん明け方の時間だろうと思うが夢を見た。
どこか異国な雰囲気がする街に佇むオイラ。
時間も光も蕩けていて柔らかく黄昏ている。

バッグの中にはコンパクトなリコーGR-1とNikon D40にSigma 17-35mmがセットされて入っている。
GR-1にはKodak T-MAX100が入っていて残り17枚であることを小さな液晶窓が表示している。

石畳の狭い路地に斜光が入り込み、逆光が二人の人物をシルエットで浮かび上がらせている。
オイラはGR-1をバッグから取り出し片膝をついてファインダーを覗いた。
左側の影となった建物が多くを占めるので、幾らか右にパンしてシャッターを切った。
今度は露出補正をマイナス1EVにして、もう一度同じ構図でシャッターを切る。
するとフィルムの巻上げ音が異様な事に気がつく。
やばい!これ以上撮ったらフィルムを切断してしまうかも知れない。
後でダークバッグの中でフィルムを取り出すことにしよう。



なんともリアルな夢だった。
最近はロケに行けない状況なので欲求不満の表れだろうか。
それにしても夢であるのに、まったく手抜き無しの撮影をしている自分が滑稽だったりする。
現実の方はもっと手抜きなのに。
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