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保存に適したメディア
さて前回は意図せず崩壊してしまったBack Up Dataの話をしました。
CD-RやDVD-Rは紫外線にめっぽう弱く、長期間の保存には決して適していないことが判明しました。
では、大切なデジタルな記録はどうやって保存すれば良いのでしょうか?

まずは保存期間ですが、少なくても自分が生きている間は消えて欲しくないですよね。
ならば100年ほどを想定しましょう、まあ後50年もあれば間違いなくあの世で楽しんでいるとは想像しますが・・・(笑)

メディアの保存方法も大切なのですが、一番困ってしまうのは再生する機材が日進月歩で変わって行くことです。
たとえばパーソナルコンピューターが出始めた頃は8インチや5インチフロッピーディスクが主流でした。
保存容量がたった256kbなのに一枚千円以上もしたんです。
それにも増して、今やこれらのフロッピーディスクが読めるドライブは秋葉原のジャンク屋さんでも稀薄な存在です。
3.5インチフロッピーディスクドライブにおいても最新PCには搭載されていません。
これじゃいくらメディアを丁寧に保存していたとしても、いざという時に読み込めるハードウエアーが無くては途方に暮れてしまいます。

良い(悪い)例をもう一つ紹介しましょう。

我が子供の成長を記録するためにSonyの8mmビデオはビデオカメラと共に一般に普及しましたが、今ではその8mmビデオテープを再生する一般的な機材を購入できますでしょうか。
家電量販店には絶対に在庫は無いはずです。

私は昨年から、まだ壊れていない8mmビデオカメラを使ってDVDにダビングしています。
しかし、このDVDであっても何時か忘れ去られてしまうメディアになるやも知れないのです。

いくらメディアの保存性能が優秀であっても、それを生かせるハードウエアーの寿命の方が短命であるという恐怖を一緒に味わいましょう~~(爆泣)
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