タイの洪水って何が原因？

Webで検索し総合してみると

タイでは雨期明けの10月頃に毎年洪水が起こるようですが、今年の台風の幾つかは勢力を保ったまま上陸してインドシナ半島へ多量の雨をもたらしました。
しかし、過去の雨量からみても決して最大値ではなく、むしろ経済成長により急激な森林伐採によって森林の保水能力が著しく減少した事が大きな原因になっているようです。
1980年からの10年間におけるタイの森林減少率は年率3.3％で、国土に占める森林（林野）の割合は25％まで急落したことや、タイ・ラオス・ミャンマーの山間部で「焼き畑」農業によってタイ北部にあるミャンマーでは年間40万ヘクタールの森林が失われていると言われています。

また、上流にある２つのダムが大雨で満杯になり同時に放水した事も原因となっているようです。
タイは平坦な地形であるため河川の流れがゆったりしているので海までたどりつくのに日数がかかります。
ダムで放流された水や支流から流れ込んだ水が集中して都市まで来た時には河川の堤防を越えるような状態になり、しかも大潮も重なって海への排水が出来ない状況のようです。
首都バンコクのチャオプラヤ川下流のデルタ地帯は運河が縦横に張り巡らされ、海抜０メートルの場所もあるなど、ほぼ平らな地形らしいです。

どうやら、乱開発が主たる原因のようです。（人災？）
開発を止められないなら、同時に河川や調整池の整備を行わなければ災害は避けられないでしょう。
海抜０メートル地帯と聞いて、東京や大阪は大丈夫なの？と心配ですよね。
実は、こんな施設（↓）が建設されていたりして、幾分安心かな・・・と。
　　　　　=== 地底神殿 ===